- 20GBを使い切ると、通信速度は翌月まで下り最大1Mbpsに制限される
- 1Mbpsでも日常生活の中では特に問題なく使える
- 20GBを使い切ってしまった場合、1GBあたり550円で通信速度を回復できる
- ラインモでは、20GB/月を使い切るとどうなる?
- 速度制限がかかった場合、解除する方法はある?
ラインモは毎月20GBまで高速データ通信ができるため、ライトユーザーや自宅・職場にWi-Fi環境があれば問題なく利用できます。
しかし、そうでない場合には20GB/月では容量が不足してしまうことが考えられます。
今回は「ラインモの通信速度制限」について解説していきます。
ラインモのプランでは20GB/月を使い切ると、通信速度が最大1Mpbsに低下します。それでも日常生活を送る分には十分な速度なので、大きな問題はないですよ。
目次
ラインモのデータ容量(20GB)超過時は、通信速度が制限される
大手携帯キャリアや格安SIMなどでは、1ヶ月あたりに決められたデータ容量を使い切ると高速データ通信ができなくなり、最大通信速度が一定速度以下まで制限されることとなります。
ラインモの場合は、月のデータ容量(20GB)を使い切ると通信速度が下り最大1Mbpsに制限されます。
月のデータ容量と、速度制限がかかったときの最大速度をまとめたものが次の表となります。比較対象として、ahamo(docomoの格安プラン)やpovo(auの格安プラン)も一緒に記載しています。
ラインモ | ahamo | povo | |
データ容量/月 | 20GB | 20GB | 20GB |
制限時の最大速度 | 1Mbps | 1Mbps | 1Mbps |
こうして各社を比較してみると、月のデータ容量や、制限時の速度は同じであることがわかります。
ラインモのメリットとしては、LINEアプリではギガを消費しない「ギガフリー」があります。速度制限がかかった状態でもLINEは高速で通信ができるため、ラインモに少しだけ優位性がありますね。
最大1Mbpsの通信は遅い?
携帯キャリアが提供していた昔のプランでは、月のデータ容量を使い切ると通信速度が下り最大128kbpsにまで制限されていました。これはスマホがほとんど使い物にならない状態です。
しかし、ラインモの下り最大1Mbpsの速度は日常生活の中でのちょっとした使い方であれば、大きな問題なく使えるレベルです。
通信速度:1Mbpsで「できること」や「厳しいこと」は以下となります。
【できること】
- You Tube(低画質/標準画質)の再生
- 音楽ストリーミングサービスの再生
- ビデオ通話
- 画像の少ないウェブページの閲覧
- 地図アプリ
- パズルゲームなどのカジュアルゲーム
【厳しいこと】
- You Tube(高画質以上)の再生
- 画像の多いSNSやウェブサイトの閲覧
- ハイスペックのゲーム
- 大容量データやアプリのダウンロード
ラインモの場合、速度制限がかかってしまってもライトユーザーであれば特にストレスを感じることなく利用できます。
通信速度を回復する方法
さて、速度制限がかかってしまった場合でも普段遣いであれば問題ありませんが、高画質の映画をダウンロードしたり、ハイスペックゲームで遊ぶ場合には不十分です。
そんなときには通信速度を回復させることで、速度制限がかかる前と同様に快適にスマホを使えるようになります。
ラインモで通信速度を回復させる方法は、
- Wi-Fiを利用する
- 翌月まで待つ
- データ容量を追加購入する
上記3点があげられます。
Wi-Fiを利用する
最も簡単で手っ取り早い方法がWi-Fi環境への接続です。
自宅やオフィスなどに光回線を軸としたWi-Fi環境があれば、Wi-Fiに接続することで通信速度は劇的に安定します。
但し、カフェなどで無料で開放されているWi-Fiスポットはセキュリティ面に不安があるため、無料のオープンWi-Fiを利用する際には、くれぐれも個人情報などの重要な情報の送受信は行わないようにしましょう。
翌月まで待つ
来月までヘビーにスマホを使う予定がないという場合には、翌月まで待つのも一つの手です。
速度制限がかかってしまっても、翌月の1日になれば再び20GBものデータ容量が付与されるので、翌月まで1Mbpsの速度で我慢できる場合には、ひたすら待つのも得策の一つと言えるでしょう。
データ容量を追加購入する
ラインモでは速度制限がかかってしまった場合に、追加料金を支払うことで高速通信を復帰できるシステムとなっています。お金がかかりますが、安全性が高く手早い速度の回復方法がこの方法です。
ラインモのデータ容量追加オプション:550円/1GB
かなり割高なオプションなので、「月末のある1日だけイベントのために高速通信が必要」などの場面といった緊急時のみ使うようにするのが無難です。
データ通信の利用料を通知するサービスを利用しよう
データ通信を多く利用する方にとっては、20GBに達しないように常に消費量を確認するのは面倒ですよね。
ラインモでは「データ容量を使い切って速度制限がかかる場合にSMSでその旨を伝えてくれる」サービスがあるので、利用してみるのも良いかもです。
通知サービスでは、
- 当月のデータ通信量が0GBになった時点
- オートチャージ機能を設定している場合、データ残量が200MBになった時点
でメール通知が来ます。
初期状態で通知サービスは「ON」になっているので、通知サービスを上手に活用したいですね。
なお通知サービスを「OFF」にする場合や、通知先を変更・追加したり、通知を止める場合にはマイメニューから以下のような手順で手続きを行います。
- マイメニューへログインし、「設定」を選びます
- 通知メールの設定有無の画面が表示されるので、希望の設定をします
- 必要に応じて通知先のメールアドレスなどを入力します
- 「次へ」→「設定する」と進み、設定は完了となります
オートチャージ機能なら自動でデータ容量を追加できる
データ通信量が0GBになった際、お金を払ってでもいいから通信速度を自動的に回復して欲しい方もいるかと思います。
ラインモでは、20GBのデータ容量を使い切ると自動的にデータ容量を追加購入できる「オートチャージ機能(快適モード)」が利用できます。
頻繁にデータ容量を追加購入しているという場合には、オートチャージ機能の設定を「ON」にしておくことで、より快適にラインモが利用できます。
なお、オートチャージ機能の設定はマイメニューから手続きが可能で、オートチャージの回数は1回〜20回、または無制限の設定ができます。
オートチャージ機能は便利な機能ではありますが、例えばオートチャージ回数を無制限に設定しておくと思わぬ高額請求がされることもあるので、くれぐれも注意して活用しましょう。
まとめ
今回は「ラインモの通信速度制限」について、解説しました。
ポイントは以下となっています。
- 20GBを使い切ると、通信速度は翌月まで下り最大1Mbpsに制限される
- 1Mbpsでも日常生活の中では特に問題なく使える
- 20GBを使い切ってしまった場合、1GBあたり550円で通信速度を回復できる
ラインモは速度制限がかかっても最大1Mbpsで通信が可能なので、日常生活レベルの使用では大きな問題にならないと思います。
また、速度制限下でもLINEアプリは高速通信で利用できるのもメリットの1つ。
LINEをよく使う人や、スマホのライトユーザー〜ミドルユーザーには特におすすめの格安プランと言えるかもですね。