- 契約後にどんな初期設定が必要なの?
- APN設定ってそもそも何?
UQモバイルにオンラインで契約した場合、自分自身で初期設定をする必要があります。しかし、APNやら謎の単語が並び抵抗感を持っている方も多いのではと思います。
今回は「UQモバイルで契約後に行う初期設定・APN設定」について解説をしていきます。
必要な内容は、
- SIMカードの交換
- 回線切り替え(MNPの場合)
- APN設定
これだけでOKです。難しいことは全くありません。
1つ1つ確実に終わらせていきましょう。
目次
UQモバイル契約後に必要な初期設定
UQモバイルをオンラインストアで契約した場合、SIMカードが郵送されてきます。それを受け取った後、以下の設定を自分自身で行う必要があります。
- SIMカードの挿入
SIMカードは、スマホ端末に挿入するチップです。UQモバイルではマルチSIMと呼ばれているカードが郵送されてきます。
「手持ちの端末をそのまま使う場合」、「セットでスマホを購入した場合」、どちらの場合でも共通する作業としてSIMカードの挿入が必要です。
端末によって挿入箇所が異なるため、事前にスマホのマニュアルを確認し、SIMカードスロットの取り外し方法などを見ておきましょう。 - 回線切り替え(MNPの場合)
MNP(のりかえ)でUQモバイルへ乗り換えをした場合、回線の切り替え手続きを行う必要があります。
回線の切り替え手続きは、UQモバイルのマイページから簡単に行うことができます。 - APN設定
「手持ちのスマホを流用する場合」、「SIMフリースマホを購入して利用する場合」は通信を行うためにAPN設定が必須となります。
SIMカードの挿入
UQモバイルのSIMカードは、クレジットカードサイズの台紙に固定されています。
これはマルチSIMと呼ばれるカードで、標準・micro・nanoといった任意のサイズに取り外せることが特徴です。
- ICチップ部分を傷つけないように慎重に取り外しましょう
- 一度取り外すと元に戻すことはできません。大(標準)→小(micro/nano)は問題ないですが、小(nano)→大(標準/micro)は不可なので注意しましょう
SIMカードスロットは、スマホ端末によって場所が異なります。最近のスマホでは側面に設けられていることが多く、取り出し用の小さな穴があります。この穴に、付属しているピンや、クリップなどを押し込んで、スロットを開きます。
SIMカードスロットの溝に沿ってSIMカードを入れ、再びSIMカードスロットを端末に押し込めば挿入は完了です。
なお、オンラインで契約した場合にはこの作業は必須ですが、店舗で契約した場合にはスタッフが代わりに作業をしてくれるので、この作業は不要ですよ。
回線切り替え(MNPの場合)
他社からMNPで乗り換えをした場合、自分自身で回線の切り替え手続きを行う必要があります。
回線の切り替えとは、利用しているスマホの回線をどのキャリアに繋げるのかを設定するもの。
スマホでは下記のように、アンテナマークの横に「利用しているキャリアの名前」が記されています。
この場合、”UQモバイルの回線を使ってます”ということを示しています。
回線の切り替え手続きの流れは、以下のようになります。
- 受付時間内(9:30~20:30)の間にMy UQ mobileにログイン
- 「お申し込み状況一覧」→「回線切り替え」と進み、切り替えの実行
- およそ30分程度で回線の切り替え手続きが完了
参考:回線の切替え│格安スマホ/SIMはUQ mobile(モバイル)【公式】
※受付時間外に手続きを行った場合には、切り替えに時間がかかる場合があります
なお、MNPではなく、「他社を解約→UQモバイルと新規契約」という流れで乗り換えを行った場合には、この手続きは不要です。
APN設定
最後はAPN設定になります。設定が必要なケースは、
- 手元にあるスマホを流用する場合
- SIMフリー端末を別途購入する場合
になります。
UQモバイルでスマホセットを購入した場合であれば、すでに設定済みにため手続きは不要です。
APNとは?
APNとは、アクセスポイント名(Access Point Name)の略。
スマホを通信事業者が提供している中継基地に接続するための必須手続きと言えます。UQモバイルの場合は、UQモバイル(au)の基地局に繋げるイメージです。
なお、最近のSIMフリースマホはUQモバイルのAPNが最初から設定されていることも多く、APN一覧から「UQモバイル」をタップするだけで簡単に設定ができる場合もあります。
APNを設定する手順
具体的なAPNの設定方法をOS別に確認していきましょう。
iPhoneの場合
UQモバイルのサイトで配布されている「構成プロファイル」をダウンロード・インストールすることで設定が完了します。
今まで使っていたキャリアのプロファイルがスマホに残っていると、本設定をしても接続ができません。事前に、プロファイルの削除を行いましょう。
- 「設定」→「一般」→「プロファイル」から、今使っているキャリアのプロファイルを選択
- 「削除」をタップ
これで、削除は完了です。
UQモバイルの構成プロファイルは、インターネット上にあります。そのため、そのファイルをダウンロードするためにはインターネットに接続しておく必要があります。
しかし、この設定時点ではUQモバイルの回線は使えないので、Wi-Fiなどを利用する必要があります。
家にWi-Fiなどがない場合は、セキュリティ上オススメはできませんが、フリーWi-Fiなどを利用しましょう。
Safariで以下のURLへアクセスします。
参考:iOS製品の設定方法│格安スマホ/SIMはUQ mobile(モバイル)【公式】
Safari以外のブラウザ(Chromeなど)ではアクセスできないので注意してください。
「インストール」をタップ
パスコードを入力します。
「次へ」をタップ
「インストール」をタップ
再度「インストール」をタップ
「完了」をタップ
プロファイルにUQモバイルの構成が追加されていればOKです。
これで設定は完了です。
Androidの場合
上方にある「+」をタップし、必要事項を入力していきます。
UQモバイルへ接続する場合は、以下を入力してください。
名前 | UQmobile |
APN | uqmobile.jp |
ユーザー名 | uq@uqmobile.jp |
パスワード | uq |
認証タイプ | CHAP |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri,dun |
APNプロトコル | IPv4v6、IPv4/IPv6 |
- APNプロトコルで「IPv6」を選択した場合は通信ができません
- スマホ端末により設定項目の名称が若干異なります
- 設定項目が変更できない場合は、そのままの設定で利用しましょう
これで設定は完了です。
なお、最初からUQモバイルのAPNが登録されている場合には、APN一覧から「UQモバイル」を選択するだけでOKです。
APNが設定できない原因
手順に従って作業したのに、APN設定がうまくできないことがあります。
よくある原因をまとめてみたので、接続できない方は確認してみてくださいね。
他キャリアの構成プロファイルがインストールされている
iPhone端末で有りがちなのがこのパターンです。
他社の格安SIMで使っていたiPhoneを流用する場合、他社の構成プロファイルがインストールされていると「UQモバイルの構成プロファイルがインストールできません」
UQモバイルの構成プロファイルをインストールする前に他社の構成プロファイルをアンインストールしておきましょう。
設定項目を誤って入力している
iPhoneの場合、構成プロファイルをダウンロードするだけで設定は完了します。
しかしAndroidの場合、手動でAPN項目を入力しなければならないため、入力ミスが起こりがちです。
APNの入力項目は本記事中にも記載しているので、再度確認してみましょう。
まとめ
今回は「UQモバイルで契約後に行う初期設定・APN設定」について解説を行いました。
ポイントとしては以下となっています。
- 手元にあるスマホでUQモバイルを利用する場合、自分で初期設定をする必要がある
- iPhoneのAPN設定は、構成プロファイルをダウンロードするだけでOK
- 一部のAndroidは手動でAPN設定をする必要がある
初期設定やAPN設定は初めてだと難しそうに感じますが、UQモバイルの案内に従って手続きをすれば非常に簡単です。
UQモバイルへ乗り換えをすれば、わずかな手間で大きな節約効果が期待できるので、ぜひオンラインストアでの乗り換えにチャレンジしてみましょう。











