auの格安プランとして新しく提供された「povo」に興味を持っている人で、auのサブブランドである「UQモバイル」との違いが分からず、どちらに乗り換えたら良いのか悩んでいる方もいるのではないかと思います。
キャリア選びをする際には繋がりやすさや、通信速度が重要になってきますが、
UQモバイルとau/povoの通信速度は、どちらが早いの?
- UQモバイルとau/povoの対応エリアは同じなの?
といったポイントについて疑問に感じている人もいるかと思います。
今回は「UQモバイルとau/povoの回線速度と対応エリア」について解説していきます。
回線速度と対応エリアはスマホを利用していく上で非常に大切なので、しっかりと把握してキャリア選びに役立ててくださいね。
目次
UQモバイルとau/povoの回線速度はpovoに分あり、対応エリアは同じ
結論から言うと、
通信速度:au/povo > UQモバイル
対応エリア:同じ
UQモバイルとau/povoの速度やエリアについて、詳しく確認をしていきましょう。
通信速度はau/povoより少し遅い
UQモバイルはSNSやYouTubeの視聴などは問題なくできますが、大手携帯キャリアやau/povoと比較するとやや通信速度が遅く、高速通信が求められる3Dゲームなどを行う際にはややもたつきを感じてしまうことがあります。
具体的にUQモバイルとau/povoでの通信速度を測定・比較したものが以下の表となります。
時間帯 | UQモバイル | au/povo |
0時 | 26.53Mbps | 45.54Mbps |
8時 | 18.65Mbps | 41.2Mbps |
12時 | 14.23Mbps | 24.57Mbps |
17時 | 20.38Mbps | 29.09Mbps |
20時 | 15.88Mbps | 43.35Mbps |
引用:SIMフリー完全ガイド(晋遊舎)
こうして両者を比較すると、多くの人がスマホを利用する8時(通学/通勤)や20時などの時間帯に大きな差が生まれることが分かります。
とは言え、混雑時でも10Mbps以上の速度が出ているため、通常使用であれば全く問題ありません。ただし、これらの時間帯に3Dゲームなどをすることが多い場合には少し注意が必要です。
対応エリアは同じ
引用:au 4G LTEで快適にツナガル!|格安スマホ/SIMはUQ mobile(モバイル)【公式】
UQモバイルもau/povoもどちらもau 4G LTEの通信回線を利用した通信を行っていて、日本全国で安定した高速データ通信が可能となっています。
地方や山間部などでも安定した通信ができるので、安心して契約ができます。
5G対応エリアも同等?
UQモバイルもau/povoも2021年3月時点では5Gには対応していませんが、2021年の夏から対応するとプレスリリースされています。
詳細についてはまだ不明ですが、現時点でUQモバイルとau/povoの対応エリアが同じであることを鑑みると、5G対応エリアも同等になるものと予想されます。
格安SIMの通信速度は基本的に遅い
UQモバイルはau/povoと比較すると通信速度がやや遅いことが分かりましたが、実は速度の遅さはUQモバイルだけに限らず、格安SIM全般に言える問題です。
大手キャリア(au,ドコモ,ソフトバンク)やau/povoは自社で保有している通信回線を利用して通信を行っているため、優先的に通信回線が割り当てられ、常に安定した高速通信ができます。
一方、格安SIMは大手キャリアから通信回線を借りているため、利用者に提供できる通信回線には限りがあります。そのため多くの人が一度に通信を行ったり、契約者数が増えた場合などには著しく通信速度が低下することがあります。
格安SIMは基本使用料こそ安価ですが、大手キャリアと比較して通信速度に難があることを理解しておく必要があります。
UQモバイルとワイモバイルは格安SIMでも別格
格安SIMは基本的に通信速度が遅いことは先に触れましたが、UQモバイルやワイモバイルであれば安心して利用できます。UQモバイル/ワイモバイルはそれぞれau/ソフトバンクのサブブランドとして優先的に通信回線が割り当てられていて、他社よりも通信速度が安定しています。
またYouTubeなどのネット動画を快適に視聴するための目安の速度は、一般的に3Mbps~5Mbpsと言われています。UQモバイルもワイモバイルも安定して10Mbps以上の速度が出ているので、一般な使い方であれば、ほとんどの人がで快適なスマホライフを送ることができます。
加えて、UQモバイル/ワイモバイルの上位プランではデータ容量を使い切った後でも下り最大1Mbpsの速度での通信が可能です。
1Mbpsの速度があれば、YouTube(標準画質)の再生や、LINEのトーク/無料通話やネット閲覧などは問題なくできるので、スマホのライトユーザーであれば乗り換えることで無理なく毎月のスマホ代を節約できます。
格安SIMは通信速度が致命的な場合も
UQモバイル/ワイモバイルは格安SIMの中でも比較的通信速度が安定していますが、他社の場合は利用する時間帯によっては致命的に速度が低下してしまうことがあります。
多くの人が一度に通信を行う12時前後の時間帯には速度が1Mbps以下となってしまうことあり、人によっては格安SIMへ乗り換えたことを後悔したり、イライラしてしまうことも想定されます。
格安SIMへ乗り換えをする際には、速度が遅いことを理解し、回線が混雑する時間帯にはWi-Fiを利用するなどの工夫が必要です。
特に初心者であれば、速度が安定しているUQモバイルやワイモバイルへの乗り換えがおすすめです。
引用:au 4G LTEで快適にツナガル!|格安スマホ/SIMはUQ mobile(モバイル)【公式】
まとめ
今回はUQモバイルとau/povoの通信速度や通信エリアの違いなどについて解説をしました。
ポイントとしては以下のようになっています。
- 通信速度は「au/povo > UQモバイル」
- 対応エリアは「au/povo = UQモバイル」
- 格安SIMは全体的に速度が遅いが、UQモバイルとワイモバイルは別格
UQモバイルとau/povoは対応エリアや5Gの状況についてはほぼ同等ですが、速度面に関してはややau/povoに分があります。
両者の違いをよく理解して、乗り換えをする際には適切な選択をしたいですね。