UQモバイルへ乗り換える場合に、「SIMロック解除」は必要?
- SIMロック解除はどうやるの?
格安SIMへ乗り換える際、今使っている端末をそのまま利用したいと思っている方もいるかと思います。しかし、大手携帯キャリアを利用している場合は端末自体にSIMロックがかかっていて、SIMカードを交換しただけではキャリアの切り替えができません。
今回は「UQモバイルへ乗り換える時に必要なSIMロック解除」について解説します。
SIMロック解除が必要かは使っている端末やキャリアによって異なります。自分が使ってるスマホはSIMロック解除が必要か判断しながら、手続きを進めていきましょう。
結論ですが、
- SIMロック解除はオンライン・電話・店舗などで実施可能
- オンラインは無料、電話・店舗は手数料(3,300円)が必要になる
- 最新のスマホを使っている場合、SIMロック解除が不要なケースが多い
それでは詳細を説明していきますね。
目次
SIMロックの解除は必要?
- 他社からUQモバイルへ乗り換え
- スマホをそのまま流用
をする場合、基本的には「SIMロック解除」が必須となります。
SIMロックとは、通信会社が自社のSIMカードでしか通信ができないようにスマホ端末に制限をかけていることです。
日本の大手携帯キャリア(docomo/au/Softbank)で購入したスマホにはほとんどSIMロックがかけられています。
例えばdocomoで購入したスマホはdocomoの通信網でしか通信ができないようにロックが掛けられているのですが、SIMロック解除を行うことでauの通信網でも通信が可能となります。
そのため、大手携帯キャリアからスマホを流用してUQモバイルなどへ乗り換える際には、基本的にSIMロックを解除する必要があります。
SIMロックを解除する方法
大手携帯キャリアやワイモバイルなどで購入したスマホのSIMロック解除方法ですが、
- オンライン(無料)
- 電話(手数料:3,300円)
- 店舗(手数料:3,300円)
で手続きができます。
オンラインで手続きをする場合は無料で行うことができます。しかし、電話・店舗で手続きを行う場合には3,300円のSIMロック解除手数料発生します。
そのため、できる限りオンラインで手続きを行うのがオススメです。
オンラインでも簡単に手続きができますが、手続きの際にはIMEI番号(スマホ本体の製造番号)の入力が求められます。スマホ本体の「設定」などから確認ができるので、事前に確認をしておくと、よりスムーズです。
また楽天モバイルで販売されているスマホについては、全てがSIMフリースマホであるため、SIMロック解除は不要です。
なお、各キャリアごとのオンライン手続きの流れは次のようになります。
docomoの場合
- my docomoにログイン
- サービス一覧→SIMロック解除と進み、画面の案内に従って手続き
auの場合
- my auへログイン
- 契約内容手続き→SIMロック解除と進み、必要な情報を入力して手続き
Softbankの場合
- my Softbankにログイン
- 契約・オプション管理→SIMロック解除と進み、IMEI番号などを入寮し、手続き
ワイモバイルの場合
- my Y!mobileへログイン
- 契約の確認・変更→SIMロック解除手続きと進み、案内に従って手続き
SIMロック解除が不要な場合
自分でスマホを用意してUQモバイルと契約する場合、SIMロック解除が必要というわけではありません。SIMロック解除が不要なケースを確認していきましょう。
- auの最新iPhoneなどを利用している
- SIMフリースマホを利用している
auの最新iPhoneなどを利用している
UQモバイルはauの通信網を借りて通信を行っていることもあり、auで販売されているスマホについては「SIMロック解除不要」で流用できます。
- iPhone(iPhone8以降)
- GoogleのPixelシリーズ
- SamsungのGalaxyシリーズ
- シャープのAQUOSシリーズ
などiPhoneや主要なAndroidスマホについても、2018年以降に販売されたモデルのほとんどがSIMロック解除で利用できます。
なおSIMロック解除が必要かどうかは、UQモバイルの公式サイト内の「動作確認済端末一覧」から確認ができます。
SIMフリー端末だけでなく、各キャリア(au/docomo/softbank)など細かく分かれているので、自分が使っている端末も探しやすいですよ。
SIMフリースマホを利用している
- 大手家電量販店などで販売されているAndroid端末
- AppleStoreで販売されているiPhone
などにはSIMロックが掛かっていないいません。
そのためSIMフリースマホを利用する場合もSIMロック解除手続きは不要となります。
楽天モバイルで販売されているスマホについても、全製品がSIMフリースマホです。
SIMロック解除ができない原因
SIMロックの解除手続きをしたい場合でも、すぐに手続きができないことがあります。
- 分割支払いで購入した後すぐに、SIMロック解除の手続きをした
- 端末自体がSIMロック解除に対応していない
よくあるのが上記のケースです。詳細を確認していきましょう。
分割支払いで購入した後すぐに、SIMロック解除の手続きをした
大手携帯キャリアではスマホを、
- 一括支払いで購入した場合:すぐにSIMロック解除可能
- 分割支払いで購入した場合:100日経過しないとSIMロック解除不可
といった縛りがあります。
auの場合
auでは以下いづれかの条件を満たすとSIMロック解除が可能になります。
- スマホを一括または分割払いで購入し、その分割支払金を精算をした場合
- スマホを分割払いで購入後、100日経過した場合
- au回線において、過去SIMロック解除を行っており、その受付から100日経過した場合
- au回線の利用料金支払いをクレジットカードに設定している場合
参考:SIMロック解除のお手続き | スマートフォン・携帯電話をご利用の方 | au
docomoの場合
docomoでは以下いづれかの条件を満たすとSIMロック解除が可能になります。
- スマホを一括または分割払いで購入し、その分割支払金を精算をした場合
- スマホを分割払いで購入後、100日経過した場合
- docomo回線において、過去SIMロック解除を行っており、その受付から100日経過した場合
- docomo回線(解約済み回線を含む)または一括請求の代表回線において、ドコモの携帯電話料金のお支払い方法をクレジットカードに設定している場合
参考:SIMロック解除 | お客様サポート | NTTドコモ
Softbankの場合
softbankでは以下のいづれか条件を満たすとSIMロック解除が可能になります。
- スマホを一括または分割払いで購入し、その分割支払金を精算をした場合
- スマホを分割払いで購入後、100日経過した場合
- 製品の分割払いなどの支払い方法がクレジットカードの場合
参考:ソフトバンクの携帯電話を他社で利用する/SIMロック解除 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
製品自体がSIMロック解除に対応していない場合
2015年5月以前に販売された古いスマホについては、SIMロック解除に非対応であることがあります。
その場合は、SIMカードを交換しても通信ができないため、新しくSIMフリーのスマホなどを入手するしか方法はありません。
「SIMロック解除ができない端末」を利用している場合の対処方法
SIMロック解除ができない端末を使用している場合にUQモバイルへの乗り換える方法ですが、
UQモバイルで「スマホをセット購入する」
- SIMフリースマホを別途購入する
以上の2点が有効な解決策になります。
他の格安SIMへの乗り換えが初めての方は①のセット購入がオススメです。最初からAPN設定(通信設定)などもされており、トラブルなどが生じた際にはショップでサポートを受けることができ、安心して利用できます。
②は最新のiPhoneなどのハイスペックスマホを使いたい場合や、格安SIM上級者、スマホ端末にこだわりがある人にオススメです。
まとめ
今回は「UQモバイルへ乗り換える時に必要なSIMロック解除」について解説を行いました。
ポイントは以下となっています。
- UQモバイルへ乗り換える場合、基本的にSIMロック解除が必要
- au→UQモバイルへの乗り換えなら、多くのスマホでSIMロック解除不要
- SIMロック解除ができない場合、UQモバイルでスマホセット購入するのも1つの手
スマホを流用してUQモバイルへ乗り換えれば、端末代が節約できるため毎月のスマホ代を安くすることができます。
SIMロック解除の手続きは決して難しいものではないので、是非試してみてはいかがでしょうか。











